日本の城巡り「MARO参上」

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阿弥陀ヶ峰城・豊国廟(京都府)

豊臣秀吉が眠る阿弥陀ヶ峰にあった城砦

 

豊臣秀吉は慶長3(1598)年に伏見城で63歳の生涯を閉じると、翌年、遺言通りに京都女子大学の裏山・阿弥陀ヶ峰に葬られ、現在豊国廟として祀られています。489段の階段を登りきった先に、大きな供養塔が建てられていますが、かつての天下人の眠る地は静かに京都の街を見渡しています。

そしてこの豊国廟には戦国時代、城砦が築かれていたと京都大学人文科学研究所・山下正男氏の「京都市内およびその近辺の中世城郭」に記されています。

城主などは不明のようですが、山麓の東福寺近郊には三好氏の家臣・今村氏の今村城等、今村氏が影響を持った地域ではあるとされますが、明確にこの今村氏の居城であるかは分からず、一向宗の門徒が城砦を構えた可能性もあるとのことです。

遺構については、冒頭の豊国廟建造に当たってのものか、阿弥陀ヶ峰城のものかも明確には分からないそうです。

山頂には「阿弥陀ヶ峰」の小さな標識はありますが、城跡であることを示す石碑や、豊国廟としての解説板にも、この城に関しての記述は全くありません。

しかし、完全に京都の街を見下ろす位置に、信長が上洛する以前、実質天下を握っていた三好氏が無視をしたとも思えず、やはり今村氏の詰めの山城と見た方がすんなりと受け入れることができると感じました。

山城ですが、山頂までコンクリートの階段が続き特に危険なところはありませんので、あまり季節を問わずに訪問可能だと思いましたが、山頂裏側は完全に藪化。またそちらには恐らくイノシシと思われる跡も確認していますので、やはり「山は油断しない」で欲しいと思いました。

豊国廟として訪問されるのであれば、近くには大坂の陣の引き金になったともされる「国家安康」「君臣豊楽」の著名な釣鐘のある方広寺に豊国神社もあるので併せて訪問されることをオススメします。阿弥陀ヶ峰城として訪問されるなら、文中でも紹介させて頂いた今村城とセットで訪問されてみてはいかがでしょうか。

所在地

京都府京都市東山区今熊野北日吉町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,910円 所要時間 約2時間10分ほど
【JR在来線】奈良線 京都駅~東福寺駅 料金 片道140円 所要時間 約2分ほど
【入館料】登拝料として100円

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