日本の城巡り「MARO参上」

ホーム > 関西以西の城 > 京都府の城一覧 > 二条殿(二条御所)(京都府)

二条殿(二条御所)(京都府)

本能寺の変で織田信忠が最期を迎えた場所

 

よく本能寺で討たれたのは織田信長だけのように語られますが、当時すでに織田家の当主は形式上であっても嫡男・信忠が継いでいました。

天正10(1582)年6月2日、信忠は備中高松城攻めをしている羽柴秀吉の援軍に向うために妙覚寺に滞在中、本能寺の変に遭ってしまいます。

多勢に無勢、覚悟を決めたのでしょう。信忠は二条殿へ逃げ込み、ここで明智光秀軍を迎え撃ち、そして自害をしたとされています。

現在の烏丸御池の交差点付近にある京都国際マンガミュージアムのあたりと推測され、烏丸通りの西側の細い南北の通り(両替町通り)にある、旧・龍池小学校の校舎建物跡前にひっそりと石碑が設置されています。

現在周囲は完全に都市化しており、地下も地下鉄や地下街なども作られているため、遺構はおろか地形も往時を偲ばせるものはありません。

管理人は織田信長のファンなので、どうしても本能寺の変が無念で、歴史に「もし」は禁句ですが、仮に信忠がこの二条殿に留まらず、脱出をし、安土城へ戻ることが出来ていたなら、その後の日本の歴史はどうなっていたかと思ってしまうのです。

マンガミュージアムに訪れる人の一体どのくらいの方が、かの有名な本能寺の変で、この場所も激戦地になっていたとご存知の方がいるかは分かりませんが、戦国史ファンにとっては壮大なロマンを感じざるを得ない場所のひとつだと思います。

Wikiぺディアの情報では、二条殿の中にあった池から、この近辺の通称である「御池」という地名ができたそうです。親王が生活された御所でもあった二条殿の池なので、これも恐らく事実だろうと思います。

京都市内中心部の戦国時代の史跡としてはあまりに無名にも近い存在かもしれませんが、交通アクセスも抜群の場所にありますので、戦国ファンの方はぜひ一度訪問してみてください。
都市部なので、季節・天候に左右されず気軽に訪問することが可能です。

近くのオススメすぽっと

烏丸四条の交差点の南側の路地裏にある「スパイスチャンバー」さん。カウンター席のみのバーのような雰囲気のオシャレなカレー屋。店内では落ち着いた空間の中で食事が進み、お店の方もとても気持ちよく接客され満足のいくカレー屋さんです。
食べログの紹介ページはこちら

所在地

京都府京都市中京区烏丸通御池上ル

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,910円 所要時間 約2時間15分ほど
【京都市営烏丸線】京都駅~烏丸御池駅 料金 片道210円 所要時間 約5分ほど
【入館料】0円

写真ギャラリー