明智光秀終焉の地に近い武装集団の城砦跡
城郭ファンにはバイブルともいえる「日本城郭大系」ですが、この書籍には、小栗栖城のことは取り上げられていません。ですので、多くの城サイトには未掲載な小栗栖城ですが、現地の解説板にはしっかりと「小栗栖城」の名前を確認できましたので、堂々と当サイトでは掲載させていただきます。
解説板によると八幡男山の八幡宮(石清水)の分霊を勧請し、この地に八幡宮ができたとされ、地元の武装集団の頭にいた飯田氏が城砦を構えていたとされています。
一説にはこの飯田氏は織田信長側についていたともされ、この一派こそが明智光秀を討ったとも伝わるようですが、果たして真相は・・・
その明智光秀の終焉の地とされる明智藪はこの小栗栖城のすぐ近くにあるので、もし光秀が本当にこの地で討ち取られたとするならば、何らかの関わりはあったと「状況証拠」として言えるとは思いますが・・・
この地はやや高台になっている上、東側には山科川も流れているため、何らかの軍事拠点があってもおかしくはない場所です。ただ、もとより「城」と言っても城主の規模からしても武装集団のアジトのようなものだったのだろうとは思いましたが。
訪問した際、地元の方とこの小栗栖城の有無についてお話をする機会がありましたが、遺構もない城跡伝承地でも後世に残していきたい。伝えていきたいと仰っていました。
微力ながら、当サイトも管理人地元である伏見区の城砦跡として全面的に宣伝させていただきたいですね。
場所は近鉄百貨店momoから、細い新小栗栖街道を山科側へ移動。車で訪問するには駐車場など確保しないと、次の明智藪へは訪問できないので注意が必要です。
管理人の子供の頃から比較すると随分開発が進み、飲食店なども増えていますし、六地蔵方面へ向かえば先のmomoなどの商業施設も整っていますので食事どころなどにも困らない場所です。
近くのオススメすぽっと
すぐ近くにある明智光秀終焉の地と伝わる「明智藪」。真相のほどは分かりませんが、道伝いに案内板も出ていてわかりやすい場所です。
新小栗栖街道を六地蔵へ向かうと滋賀を中心にチェーン展開している京都系のラーメン「来来亭 六地蔵店」さん。店員さんも明るく気持ちよく食事できるラーメン屋さんです。
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所在地
京都府京都市伏見区小栗栖宮山町
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】JR東海道本線 京都駅~山科駅 料金 片道180円 所要時間 約5分ほど
【京都市営地下鉄】東西線 山科駅~醍醐駅 料金 片道250円 所要時間 約8分ほど
【入館料】0円