徳川時代に唯一存在した京都の大名家の居城
京都駅から近鉄線と京阪線を乗り継ぎ、30分ほどの位置。京都市最南部の伏見区に石垣などが残ります。京阪電車の京都方面(三条方面)行きホームから石垣をキレイに見ることができます。
2011年5月に再度訪問、写真などを撮影しなおしてきました。
まず淀城と言えば、浅井三姉妹の一人でもある、豊臣秀吉の側室・淀君の居城として有名ですが、今の淀城はその秀吉築城の物ではなく、徳川政権後の政権初期に伏見城を廃止し松平定綱に命じ築城させたのが始まり。徳川政権後は山城国としては唯一の大名家の居城となったそうです。秀吉の淀城は現在では「淀古城」と区別して表現され、場所も少し北のほうへ移動した場所となります。
先の松平氏が初代城主をつとめ、最後は長きに渡り、かつては斎藤道三から織田信長にも仕え、江戸時代に入ってからは春日局(自身は明智光秀の重臣・斎藤利三の娘)の子孫でもある稲葉氏がつとめた城とされます。
連立式望楼型5重5階地下1階の天守閣を擁した近代城郭だったようですが、残念ながら1700年代の落雷により天守閣などが消失。その後も天守閣や本丸御殿は再建されなかったようです。(現在、京都市が淀城再建の計画を持っているそうです。)当サイトとも相互リンクをさせて頂いている、「散歩な城」さんで、往時の様子をイメージイラストでキレイに復元されているので、こちらも参考になさってみてください。
現在淀城の公園は石垣などを内側から見学することができ、石碑なども設置されています。残念ながら天守台へは立ち入り禁止となっています。正直なところ入り口から駐輪場の延長上のようになっており、また石垣以外には見所が少ない城なのですが、政令市の郊外で、ここまで立派な近代城郭の遺構を見ることが出来るというのは素晴らしいことだと思います。
現在あたり一体が京阪本線淀駅の高架化の工事が進んでおり、近くの競馬場を含めエリア一体が再整備されています。今現在は、京阪淀駅の三条(京都市内方面)方面行きのホームからが最も、石垣などが美しく見ることができますが、これも改善されていけば新たな京都の観光名所としても定着していくのではと地元民としても期待しています。
公園再整備が実現すれば、また帰省の際にもぜひ立ち寄ってみたいですね。

近くのオススメすぽっと
淀城の京阪淀駅から京都方面に一駅先(距離はそこそこあります)の中書島駅で降りると、幕末に活躍した坂本竜馬ゆかりの寺田屋があります。薩摩藩士同志の相討ちとなった寺田屋事件や、竜馬とおりょうの出会いなどのさまざまなドラマのあった現在も宿泊施設として利用できる旅館です。寺田屋自体は竜馬が活躍した当時の建物ではなく、幕末の鳥羽伏見の戦いで消失し、その後に再建されたものであるとされているそうです。
京都市伏見区は昭和の初期まで、伏見市として京都市とは別の歴史を歩んできた街です。秀吉の伏見城の城下町として栄えた街ですので、街中には「毛利」「松平」「羽柴」「水野」などの大名たちの姓が住所として残っています。また幕末には坂本竜馬はじめ様々な人物が活躍した場所でもあり、鳥羽伏見の戦いの舞台にもなりました。写真の料亭「魚三楼」さんは伏見の中心街でもある、京阪伏見桃山駅近くの歴史ある料亭ですが、こちらの店前には鳥羽伏見の戦いで受けた砲撃の後が今も残されています。
京都市伏見区は、全国の政令指定都市の中でも横浜市の港北区、青葉区、福岡市の東区についで人口の多い(約28万人)住宅街でもあります。その伏見の台所とも言える大手筋商店街は京阪伏見桃山駅降りればスグですが、商店街の中ほどにある「おやつ村」という、たこ焼きや、お好み焼きの屋台風のお店ですが、ここは地元で有名なたこ焼きの美味しいお店。昨今流行の「揚げ」たこ焼きではなく、昔懐かしの味です。近くを観光される際にぜひ召し上がってみてください。
所在地
京都府京都市伏見区淀本町
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【近鉄】京都駅~丹波橋駅(急行停車駅) 料金 片道200円 所要時間 約10分ほど
【京阪】丹波橋駅~淀駅 料金 片道200円 所要時間 約10分ほど
【入館料】0円














