城主や詳細の歴史は不明な城館館
京王線の稲城駅から丁度西側に位置する高台の上。稲城中央公園野球場の南多摩尾根幹線道路を挟んだ向かい側、小さな竪神社がありますがそのあたりが百村(もむら)館があった場所と推定されています。
稲城駅から向かうと途中に長沼城の石碑があり、それを横目にしながら坂道を登っていきます。周辺は宅地化されているため「山」とは感じませんが、比較的急な坂道もあり中世武士の城館跡にふさわしい場所となっています。
百村館は日本城郭大系にも掲載されている城館ですが、城主やその歴史については明らかにされていません。また残念なことに遺構も特に残されておらず、石碑や解説板の類も見当たりません。
この周辺には本当に多くの城館跡があり、文中で紹介させて頂いた長沼城や、北側には大丸城、電車で少し西へ移動した京王永山駅から聖蹟桜ヶ丘駅の間などにも多数の城跡が存在しています。
百村館だけだと消化不良気味になると思いますので、それら周辺の城跡と合わせて訪問されることがオススメです。
特に危険な個所はありませんので、特別な恰好も不要。天候や季節を問わずに訪問が可能な城館跡です。
所在地
東京都稲城市百村
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【京王線】本線 新宿駅~調布駅(特急停車駅・乗り換え)~ 相模原線 稲城駅料金 片道290円 所要時間 約25分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円