元弘の板碑が保存されている鎌倉期の城館跡
徳蔵寺塁は日本城郭大系には未掲載の城ですが、関東の城巡りでよく参考にさせていただいている「城郭図鑑」さんを参考に2015年5月に初訪問。
当MARO参上の管理人は西武池袋線に住んでいた時期もありましたが、なぜか池袋線、新宿線はじめ西武沿線の城巡りや史跡巡りは少ないんですよね・・・
年代バレちゃいますが、子どもの頃よく見ていた、ドリフターズの志村けんさんの出身地ということで、東村山市自体にも凄く興味あり訪問。
さて、その歴史ですが「城郭図鑑」さんを参考に紹介します。
新田義貞ゆかりの城塞で、鎌倉時代には板倉氏の城があったとされます。板倉氏についての情報などが少ないのですが、同族か、同じ「板倉姓」の武将がこの時期、足利氏の一族にいたそうなので、ひょっとすると、この近くで新田義貞と合流し、鎌倉幕府を迎え撃った足利高氏(後に尊氏)らに強力した武将の居館だったのでしょうか?
徳蔵寺には重要文化財の「元弘の板碑」という遺構があります。訪問時はこちらは見学していませんが、社務所へ申し出ると見学が可能だそうです。
個人的にはそちらよりも、この徳蔵寺塁からわずか道路沿いに300メートルほどの距離にある、久米川古戦場を見損ねてしまったことが後悔・・・
ここはまた機会を見て訪問してみたいと思います。
東村山駅周辺からこの徳蔵寺塁までは、住宅地ではありますが、完全に道路なども舗装化されており、都心のベッドタウンとして整備されていますので、季節・天候を問わずに訪問することが可能です。
所在地
東京都東村山市諏訪町1
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【西武線】新宿線 西武新宿駅~東村山駅(急行停車駅) 料金 片道340円 所要時間 約30分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円