柴田勝家の孫が暮らした江戸時代の陣屋跡
京王線の仙川駅から徒歩で30分ほど歩くか、バスで移動すると新川団地という場所に着きます。ここは「島屋敷通り」と呼ばれる通り名が残りますが、かつて織田信長の重臣でありながら、本能寺の変後、賤ヶ岳の戦いで豊臣秀吉に敗れ、お市の方とともに自刃した柴田勝家の孫である柴田勝重が、徳川将軍に旗本として所領を貰い屋敷を構えた場所とされます。
それ以前には、武蔵七党のひとつ村山党の金子氏の居館があったとされますが、現在は発掘調査により明らかになった遺構が、団地内に設置された案内板で解説されているのみで往時を偲べるものは何もありません。
この案内板自体、分かり難い場所に設置されていますが、小田急バスの新川団地中央停留所(仙川行き側・向かいが食品スーパー)の奥の方向に設置されています。
島屋敷の遺構は確認できませんが、この近くには柴田勝家の兜を祀っているといわれる勝淵神社や、島屋敷の主であった柴田勝重の墓所である春清寺など戦国時代、織田四天王の一人として歴史の表舞台で活躍した柴田勝家一族ゆかりの土地です。
勝淵神社の近くには三鷹市内で唯一遺構の認められる天神山砦もあり、都心から30分程度の距離で戦国時代に思いを巡らせながら散策のできるコースです。
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少し離れますが、比較的近くの春清寺は、島屋敷の柴田勝重の菩提寺であり、墓所が残ります。本堂には「二つ雁金」も見られ、戦国の柴田家ゆかりの寺院であることを偲ぶことができます。
この新川団地から少し歩きますが、近くには勝淵神社という神社があり、そこには織田信長重臣の柴田勝家の兜が祀られていると伝えられる塚も存在します。
京王線つつじヶ丘駅から新宿方面に一駅隣の仙川駅は学校も多く、家族連れの方などで賑わう住宅街。この仙川駅近くの洋食屋さん「西洋料理の店 パンプキン」さん。この近辺は比較的人気も高い住宅街ですので一人で入れるオシャレな店は多いですが、この「パンプキン」さんも一人でも美味しい洋食を味わうことができるお店です。仙川駅のスーパー「西友」さんの裏手側スグです。
所在地
東京都三鷹市新川4丁目新川団地
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【京王線】新宿駅~仙川駅 料金 片道170円 所要時間 約23分ほど
【小田急バス】仙川~新川団地中央 料金 片道210円 所要時間 約7分ほど
【入館料】無料