桶狭間前哨戦の舞台。織田・今川両家が奪い合った城跡

名古屋市のJR大高駅は多くの城跡が集中します。その一つで、国の史跡にも指定されている大高城は、元は尾張の土豪だった花井備中守が築城したのが最初とされます。

その後は今川家、織田家が奪い合いを演じますが、この城の北側にある鳴海城の山口氏は、織田家を裏切り今川家につき、大高城を攻撃。またもこの城は今川家の支配下におかれます。

この時、鳴海城と大高城の中間（大高寄り）に鷲津砦、丸根砦を織田信長が築城。大高城は孤立し、食料に困窮すると、今川義元に命じられた松平元康（徳川家康）は「大高城の兵糧入れ」を敢行。これを成功させると、次に鷲津、丸根の両砦を陥落。

その直後に桶狭間で今川義元が戦死（1560年）すると、この城も廃城になっていったとのことです。

現在の城跡ですがよく整備されているので、とても訪問しやすい印象です。主郭付近は正直遺構が少ないという印象でしたが、外周に沿って場内を一周していくと、大きな空堀や土塁、郭跡などがよく残っており、さすが国の指定史跡になっているだけのことがある、見所の多い城跡です。

現在の城跡ですがよく整備されているので、とても訪問しやすい印象です。主郭付近は正直遺構が少ないという印象でしたが、外周に沿って場内を一周していくと、大きな空堀や土塁、郭跡などがよく残っており、さすが国の指定史跡になっているだけのことがある、見所の多い城跡です。

また城内から鷲津砦などもしっかりと確認できる位置。合わせて訪問して桶狭間の緊張感を味わってみたいスポットです。