戦国最大の英雄・徳川家康誕生の城跡

愛知県岡崎市、名鉄の岡崎公園前駅または東岡崎駅が最寄りになる日本100名城の一つ岡崎城。

三河の土豪・西郷氏の築城と伝わり、徳川家康の祖父・松平清康がこの城を奪い、改修したとされます。

以後、松平家の本拠となったこの城で、1542年には松平竹千代（徳川家康）が誕生します。その後、今川家の支配を受けるも桶狭間合戦の後は、家康は岡崎に戻り、以後、浜松城に本拠を移すまで家康の本拠地として君臨します。

まだ織田信長の力が強い時代には、嫡男だった松平信康が城主を務め、豊臣政権時代には、豊臣秀次（秀吉の養子）の家老だった田中吉政が城主を務め、徳川政権後は5万石も、名誉ある城主として譜代大名が代々この城を守ったということです。

現在の岡崎城ですが、天守閣自体は有料で営業時間なども存在しますが、天守閣の前までは自由に訪問が可能でした。天守閣は復興天守ですが趣のある外観です。写真を撮るには、真隣に神社があり、そちらの角度から撮るのが最も綺麗かもしれません。

大手門なども復元されていますが、何より堀と石垣が近代城郭によく見受けられる、優雅さのみでなく、無骨な感じがこの城の歩んできた戦国の匂いを漂わせているようで、個人的にはとても気に入りました。

名所となっている「産湯の井戸」「えな塚」等は城の西側に集中しています。

お城ファンの中でも、復興天守などで好みの分かれる城だとは思いますが、やはり日本戦国史上最大の英雄・徳川家康（管理人は信長ファンで、家康はあまり好きでないんですけどね（汗;;））の誕生の地というだけでも、必見・必訪の城だと思います。