日本の城巡り「MARO参上」

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井草屋敷(東京都)

後北条氏家臣の井草氏居館跡

 

南大沢駅北側の首都大学東京のキャンパス付近にあったと考えられる井草(いぐさ)屋敷は、井草織部なる人物の屋敷跡と伝わります。

元々は現在の杉並区に勢力を張った土豪と考えられ、後に後北条氏の傘下に入ると、南大沢付近に領土を貰い、移動したとされています。
ただ現在は西武新宿線の駅名にもなっている上井草などの地名がありますが、当時の杉並区には「井草」の地名は無かったと考えられ、現在の埼玉県坂戸市北西部あたりには井草の地名があったそうで、そちらから八王子に移ってきたのではという説もあると、日本城郭大系に説明されています。

ただ現在はそれらしき遺構や、また解説板、石碑も用意されていません。

井草屋敷跡と考えられる首都大学東京キャンパスも当然ですが関係者以外は立ち入り禁止。
城巡りとしては少々物足りなさが残りますが、この周辺は同じく後北条氏の家臣だった植松太郎兵衛屋敷小田屋敷などが集中するエリアです。

それらと併せて天気の良い日に歴史散策をするにはもってこいの場所です。

所在地

東京都八王子市松木25付近

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【京王線】京王相模原線 新宿駅~京王多摩センター駅(乗換え)~京王堀之内駅料金 片道380円 所要時間 約35分ほど
※高尾山口、京王八王子行きの場合は調布で相模原線に乗換え 【入館料】0円

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