日本の城巡り「MARO参上」

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清洲城(愛知県)

桶狭間出陣など織田信長の本拠地として君臨した城

 

織田信長のかつての本拠地として名高い愛知県の清州城の歴史は、元は室町時代に管領・斯波義重によって築城されたのが始まりとされます。

戦国時代に入り、守護代だった織田家が力を強め、一時信長の父・信秀の居城となるも、、信長と対立した織田信友などの清洲織田氏の本拠となっていたとのこと。その後、その信友を信長が織田信光と組んで殺害した後は、那古野城から信長が本拠を移し、1560年の桶狭間の戦いなども、この城から出撃したとのことです。

その後、信長が1582年に本能寺で斃れると、織田家の相続を話し合う「清洲会議」がこの城で行われ、清州城を相続した信長の次男・信雄によって天守閣なども建築されたとのこと。
その後の豊臣政権下、徳川政権下でも福島正則などの武将が城主を務めたようですが、1613年に名古屋城が完成するに当たり、この清州城も廃城になったというのが、簡単な城に関する歴史のようです。

現在の清州城天守閣は、安土城を彷彿とさせるような模擬天守閣ですが、五条川を挟んで西側には古城公園があり、当時の石垣が一部ですが保存されています。

平城でとくに高低差のない土地ですが、五条川。東には新川も流れる土地なので、往時は城を構えるに適した地だったのでしょうか。

古城公園には石碑や案内板も設置されているので、特に遺構が残るというわけではありませんが、ついでに見学をしておきたい場所です。
模擬天守などの復元方法については賛否分かれるところだと思いますが、日本戦国史上に必要不可欠な織田信長という武将の重要拠点が石碑等にだけで終わるより、今のような形でも後世に伝わっていくことは大切でないかなと、個人的な感想としては肯定的に受け止めたいですね。

所在地

愛知県清須市朝日城屋敷1-1

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅(乗換え) 料金 片道10,780円 所要時間 約1時間40分ほど
【JR在来線】JR東海道本線 名古屋駅~清洲駅 料金 片道190円 所要時間 約8分ほど
【入館料】大人300円、小人(小中学生)150円

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