後北条氏家臣・永島八兵衛の屋敷跡
場所が特定されていませんが、「春の夜の夢」さんを参考に、京王多摩センター駅東側の乞田(こった)八幡神社周辺を永島八兵衛屋敷として訪問しました。
永島八兵衛は後北条氏の家臣と見られ、小宮山八兵衛助為と名乗っていた可能性もあるそうです。
日本城郭大系にも掲載されている城館ですが、詳細な歴史は全く不明のようです。また周辺は完全に近代化が進んでいますので、残念ながら遺構は全く残されていません。
ただこの乞田八幡神社の南側にある落合白山神社には元和4(1618)年に大檀那小宮山八兵衛助為の名が刻まれた棟札があるそうです。
もしそれが正しものであれば、後北条氏が関東で滅亡した後も生き延び、徳川政権下で郷土の有力者として屋敷付近に暮らし続けたのかもしれませんが、すべてこれらは推測となってしまいます。
乞田八幡神社やその周辺には石碑や解説板も見当たらず、本当に訪城できたのか多少不安になってしまう城館です。
周囲には多くの中世城館跡がありますので、それらと合わせて天気の良い日に歴史散策を楽しまれてはいかがでしょうか。
所在地
東京都多摩市豊ヶ丘1
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【京王線】本線 新宿駅~調布駅(特急停車駅・乗り換え)~ 相模原線 京王多摩センター駅料金 片道340円 所要時間 約30分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円