日本の城巡り「MARO参上」

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永井伊賀守陣屋(大阪府)

淀藩から分与された永井尚庸が築いた陣屋跡

 

他のお城系サイトで「御殿山陣屋」「渚陣屋」などという名前でも紹介されている江戸時代の陣屋です。当サイトでは「永井伊賀守陣屋」として紹介させていただきます。

京阪本線の御殿山駅を降り、目の前に見える小高い丘の上に建つ御殿山神社が陣屋跡と推定され、同じ丘上にある図書館脇に解説板が用意されています。

淀藩の淀城城主である永井尚政の三男、尚庸(なおつね)が尚征(尚政の長男)の代の時に、河内に2万石を分与され尚庸系永井家初代として築いた陣屋跡と伝わります。

尚征も自身が淀藩主だった時代に、丹後宮津へ移封となりましたが、この尚庸系の子孫も転封を繰り返したそうで、最後は美濃の加納藩(※加納城のページへ移動)の藩主を務めました。

現在の陣屋は冒頭で触れたように神社となっていますが、駅から向かうと傾斜もかなりあることが分かります。元々は中世に「渚城」という城砦があったとも伝わるようで、戦国時代であれば軍事的に重要拠点となったことが理解できる場所です。

御殿山神社と図書館の間にある御殿山公園(児童公園のような規模です)が曲輪跡ともされるようですが、一見して遺構と言い切れるものは少ない場所です。

永井伊賀守陣屋だけでは消化不良にもなると思いますのが大阪、京都どちらからもアクセスは便利な場所なので、他の城郭跡と合わせて訪問されることをオススメします。

所在地

大阪府枚方市御殿山町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線内回り 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【近鉄】京都駅~丹波橋駅(急行停車駅) 料金 片道200円 所要時間 約10分ほど
【京阪】丹波橋駅~御殿山駅 料金 片道320円 所要時間 約24分ほど
【入館料】0円

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