応仁の乱の後に築かれたと伝わる環濠の砦跡

場所は公共交通機関を使う場合、阪急の茨木市駅、南茨木駅の中間地点ではあるのですが、どちらからもそれなりの距離があります。
これに関しては、茨木市駅などでレンタサイクルを借りて訪問されるのが一番ラクな訪問方法かと思います。

そんな水尾城ですが、歴史は応仁の乱（1467～77年）以後に、その乱が原因で全焼したとされる「紫雲山西方浄土寺」の跡地に築かれたと伝わります。

平尾孫左衛門という、元は美濃の斎藤氏（まだ道三の時代ではありません）に仕えていたと言う武将が築城したようです。斉藤妙椿という1480年に没したとされる武将に仕えたあと、斎藤氏の元を離れますが、後、三好三人衆に従い、大和の大仏殿で松永久秀と戦ったという記録があるようですが、1567年の出来事・・・
少し年齢設定にムリがあるとは思うのですが・・・

いずれにしても、この水尾城がいつまで存在していたのかなど、詳細に関しては不明点の多い城跡伝承地です。

こちらの水尾城、遺構は残念ながら残されていません。今は児童公園脇に伯光稲荷神社がある付近が城跡推定値とされています。
そちらに小さな石碑が設置されているのみです。

茨木市内の他の城跡伝承地と合わせて歴史散策をされることをオススメします。