全てが謎に包まれた東京調布の城郭伝承地
京王線の柴崎駅が最寄り駅です。住宅地の中に入り込んだ小さな稲荷神社で、案内板はおろか、神社の由来板のようなものも見当たりませんでしたが、柴崎稲荷神社は、武蔵七党のひとつ、野与党の柴崎氏もしくは江戸氏の一族木田見氏の城郭があった場所とされています。
中央道を挟む形で、深大寺城も近くにあるため、そちらとの関連性なども考えられるようですが、先に触れたとおり今は「かつてこの地に城郭的なものがあったらしい」としか分かっていないようです。
神社自体が小さな神社で特に見所もないですし、マンションの駐車場の脇に立っていますので、あまり周辺もウロウロとしずらい場所です。
ただ、どこの城跡と呼ばれる寺院に共通することですが、やはり本殿のある場所は高地になっており、往時の見晴らしは良かったと思います。
ここは近くの深大寺&深大寺城や、また調布市内中心部の観光ついでに寄ってみると良いと思います。
調布市は「ゲゲゲの鬼太郎」ゆかりの街でもあるので、ここから遠くない京王調布駅へ向かうと鬼太郎達のフィギュアが街に溶け込んでいます。
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この近辺で歴史的な観光地としては最も有名なのが「深大寺」です。仙川駅の隣「つつじヶ丘」駅からバスが出ています。またこの寺に隣接する形で扇谷上杉氏の城だった深大寺城跡もあります。こちらでは空堀や土塁などが復元もされており、深大寺に立ち寄る機会あればセットで見学してみたいスポットです。
柴崎駅から2駅ほど八王子方面へ移動すると、調布市の中心部といえる京王調布駅へ。この調布市は漫画家・水木しげる先生が住んでおられ、「鬼太郎」の街としても有名。この調布駅から近い「布多天神社」は多摩八座のひとつに挙げられる由緒ある神社ですが「ゲゲゲの鬼太郎」内では、この神社の奥の森に鬼太郎が暮らしているという設定になっているそうです。
所在地
東京都調布市柴崎2丁目
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【入館料】0円