徳川家康家臣の大久保長安の陣屋跡
JR八王子駅から西側の位置にある産千代稲荷神社が陣屋跡とされ、大きな石碑と解説板が用意されています。残念ながら遺構は残されていません。
大久保長安は元は猿楽師(能)として、武田信玄に仕え、そこから家臣団に見出されていった人物とされ、姓も大蔵氏、土屋氏とさまざま変更を重ねてきた武将。
武田時代には主に黒川金山などの鉱山開発などに従事していたとされます。
武田家が織田・徳川連合軍によって滅ぼされると長安は徳川家に仕えるようになり、大久保忠隣の与力として従事。これを機会に姓を大久保に改めたとされます。
武田時代には主に黒川金山などの鉱山開発などに従事していたとされます。
武田家が織田・徳川連合軍によって滅ぼされると長安は徳川家に仕えるようになり、大久保忠隣の与力として従事。これを機会に姓を大久保に改めたとされます。
長安は徳川幕府初期において、絶大な力を持ったようで伊達政宗などとも交流が深かった人物だとされますが、彼の死後運命は一変。不正蓄財の疑惑をかけられ埋葬されていながらも静岡安部川で斬首・さらし首の刑にあい、一族も処刑されるという運命をたどることになったとのことです。
場所は八王子駅からも近く、メインストリートのような大きな通りから、少し脇にそれた場所で公共交通機関で訪問される城ファンには訪問しやすい場所。
八王子市は東京の中でも特に古城跡の多いエリアなので、他の城跡の散策と合わせて訪問されてみてはいかがでしょうか。
近くのオススメすぽっと
JR八王子駅南側にある「八王子ロマン地下」はいわゆる「昭和風情のある屋台村」。当日寄ってみたのは鶏番長舎弟さん。もともと管理人は鶏料理が好物ですが、500円でここまで美味しい鶏料理が食べられるとは!雰囲気も好きで、八王子に行く機会があれば再訪問したいお店です。
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八王子市内の信松院は武田信玄の娘である松姫の終焉の地。かつて許婚だった織田信長の嫡男信忠が総大将となり武田家は滅亡。その際、この八王子に落ち延びてきたそうです。戦国の時代に翻弄された姫が眠る寺院は今はとても静かなお寺です。
所在地
東京都八王子市小門町82
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【京王線】新宿駅~京王八王子駅(特急停車駅) 料金 片道350円 所要時間 約50分ほど
【入館料】0円