日本の城巡り「MARO参上」

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今城(大阪府)

古墳を三好長慶らが城郭として利用した跡

 

公共交通機関を使う場合、JR摂津富田駅から市バスを使うのが一番ラクなアクセス手段ですが、自転車でも訪問できる範囲だと思いますので、管理人は実際使った駅近くのレンタサイクル(預け金1000円※最後に返却されます。利用料は1回100円)をオススメします。
高槻市の今城塚古墳の紹介ページにバスの路線などが紹介されていますので、参考までにURLを貼付します。
高槻市公式サイト

さて、この今(いま)城ですが、史跡としての正式名称は「今城塚古墳」となります。
日本城郭大系では「摂陽群談」に郡家(ぐんげ)古城と記されているのが、今城のことだと説明しています。

その他は、元々巨大な古墳で、城郭としても利用価値が高かったため、多くの武将に利用されたとのみしか、この今城の歴史は触れられていないため、東京地図出版株式会社の「城巡礼 盛者必衰 大阪48ヶ所めぐり」の説明文を紹介したいと思います。

古墳としては継体天皇陵(宮内庁は茨木の太田茶臼山古墳を継体天皇陵と治定しています)でないかともされているそうですが、宮内庁管轄にはなっておらず、古墳丘に自由に登ることも可能です。古墳としては約1500年前(出版された年は2008年)と考えれられるそうです。

城郭としての築城者は三好長慶としています。それ以外の情報はありませんが、恐らく近くの三好氏の芥川山城を織田信長に攻撃された時などに、陣所として利用されたのだろうと思います。

他のサイトを拝見させて頂いていると、信長方が築城したという説も見受けられたので、ひょっとするとその後も、信長の摂津における争いで陣所として利用されたのかもしれません。

古墳として国指定史跡だけあって、なかなか迫力のある場所。どこが城郭としての遺構かは案内板もないため、分かりにくいのが残念ですが、水濠や土塁などは十分城郭設備として利用されていたのだろうことは一目瞭然です。

また資料館も併設されていましたが、管理人は事前下調べ不足で、訪問日が休館日であることを知らず、訪問できませんでした。ひょっとしたら館内には、少しくらいは「城」としての説明もあれば嬉しいのですが。

「城」として満足できるかは少し疑問もありますが、十分「史跡」としては一見の価値アリです。

近くのオススメすぽっと

JR高槻駅と阪急高槻市駅の間にあるラーメン屋「あす流」さん。カウンター席のみの狭い店舗ですが、店員さんも優しい感じの方でおいしく食事ができました。珍しいので「海老醤油ラーメン」を頂きました。あっさりした味ですが、海老のダシも効きとても美味しいラーメンです。高槻の歴史散策に歩きつかれたら是非こちらで栄養補給を!
食べログの紹介ページはこちら

所在地

大阪府高槻市郡家新町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】JR東海道本線 京都駅~高槻駅(新快速停車駅)~摂津富田駅 料金 片道380円 所要時間 約20分ほど
【入館料】0円

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