平氏の流れを汲む神官が築城した城跡
一宮(いちのみや)城はJR尾張一宮駅の東側。10分も歩けば到着する「駅チカ」の城です。
築城時期は明確にされていませんが、真清田(ますみだ)神社の神官・関十郎左衛門(現地解説板によると、平清盛の嫡男・重盛の末裔とされます)が、神社と社領を守るために築城したとされます。
武士から身を守るために築城された城であるそうですが、その子・小十郎長安は織田信長・豊臣秀吉に仕え、武士としても活躍していたようですが、天正12(1584)年に小牧・長久手の戦いで池田恒興らと共に討死し、以後、信長の次男・信雄の家来、不破源六広綱がしばらく一宮城を預かったと、現地解説板にありますが、広綱が天正18(1590)年に去ってからは廃城となったとされます。
現在は写真の通り三菱東京UFJ銀行の支店となり、あたり一帯も市街地化されているため遺構は全く残りません。
銀行の隅に一宮城の碑と、開設板(碑)が設置されているのみです。
管理人は青春18切符を使い、京都から三河方面へ「日帰り城巡り」をしてる中、トイレ休憩に降り立ったこの駅近くにある城跡として寄ってきましたが、正直、最初から一宮城目当てで訪問するような城ではありません・・・
ただ伝承地の場合、せめて石碑でもないと、城にいった気分すら味わえないので、それがある分だけでも感謝したい城ですね。
尾張一宮は岐阜、名古屋間にあり、交通アクセスもいいのでどちらかの城巡りに合せて訪問されてみてはいかがでしょうか。
所在地
愛知県一宮市本町3
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR在来線】山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅(乗換え) 料金 片道10,780円 所要時間 約1時間40分ほど
【JR在来線】東海道本線 名古屋駅~尾張一宮駅(新快速停車駅) 料金 片道290円 所要時間 約11分ほど
【入館料】0円
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅(乗換え) 料金 片道10,780円 所要時間 約1時間40分ほど
【JR在来線】東海道本線 名古屋駅~尾張一宮駅(新快速停車駅) 料金 片道290円 所要時間 約11分ほど
【入館料】0円