日本の城巡り「MARO参上」

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馬込城(東京都大田区)

鎌倉幕府御家人の末裔が城主という伝説のある城跡

 

都営浅草線の西馬込駅の北東方面の住宅地の中にある小さな湯殿神社が城跡地と推定されています。

第二京浜道路という大道路から、路地裏に入っていくと急に静かな住宅地に変わり、同時に湯殿神社は高台に位置していることがわかります。
神社の本殿のある場所が一段高い位置にあり、城跡らしいオーラをどことなく醸しだしています。

馬込(まごめ)城の歴史は日本城郭大系では次のように説明しています。

「小田原衆所領役帳」で旧馬込村は梶原助五郎が支配していたと記されているそうで、湯殿神社よりさらに北東方面の万福寺には、助五郎の墓があると記されていますが、管理人はこちらのお寺にまでは訪問していませんので未確認です。

助五郎は鎌倉幕府の御家人、梶原景時の末裔だと「新編武蔵国風土記稿」などは推定しているようですが史実ではないという説もあるようです。

この梶原一族ですが、東側の品川区にも梶原氏館と呼ばれる場所があり、このあたり一体を梶原一族が支配していたことは真実と思っていいのだろうと、個人的には思っています。

現在の城跡地は遺構もほぼなく、また解説板や石碑なども用意されていません。

馬込城だけだと消化不良になると思いますので、同じ西馬込駅が最寄になる池上氏館は日蓮上人の入滅の地とされ立派な本門寺が建ちますので、合わせての歴史散策をオススメします。

所在地

東京都大田区南馬込5

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR山手線】新宿駅~五反田駅(乗換え) 料金 片道160円 所要時間 約13分ほど
【都営浅草線】五反田駅~西馬込駅 料金 片道210円 所要時間 約8分ほど
【入館料】0円

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