日蓮上人が入滅した地にあった豪族の居館
都営浅草線「西馬込駅」の南側にある本門(ほんもん)寺が城館跡です。
本門寺は日蓮宗の祖である日蓮上人が入滅した地として知られ、新編武蔵国風土記稿に、「是宗仲(池上宗仲)の館跡にして、実に日蓮入滅の地なり、上人入滅の後宗仲其宅を捨て日澄に付す」と記されているそうで、日澄とは日蓮の弟子の弟子に当たる人物だと、日本城郭大系で説明されています。
池上氏館としての説明は、上記書でも少なく、「池上氏は鎌倉時代の当地の豪族であった」としか説明されていません。
実際の現地は、本門寺は高台に位置し、武士の城館があったことを思わせる地形ではありますが、遺構のようなものは外観からはわかりません。
というのもこの本門寺を訪問したのが夕方5時頃で、残念ながら境内に入れる時間外になってしまっていました。ですので、解説板などの有無も確認することができていません。
日蓮上人入滅の地ということで、現在は立派な寺院群となっていますが、恐らく往時はここまで広大な敷地ではなかったのだろうと推測しますが、いずれにせよまた訪問できる機会があればぜひチャレンジしてみたいと思います。
近くには、遺構などはありませんが馬込城跡もあるので、合わせて散策されることと、なるべくお昼間などに訪問されることをオススメします。
所在地
東京都大田区池上1
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR山手線】新宿駅~五反田駅(乗換え) 料金 片道160円 所要時間 約13分ほど
【都営浅草線】五反田駅~西馬込駅 料金 片道210円 所要時間 約8分ほど
【入館料】0円
【都営浅草線】五反田駅~西馬込駅 料金 片道210円 所要時間 約8分ほど
【入館料】0円