日本の城巡り「MARO参上」

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江戸城(東京都)

約260年におよぶ徳川幕府の拠点として君臨した名城

 

江戸城は各線東京駅などが最寄の皇居が城跡です。
皇居ですが、天守台などは無料で見学でき(詳しくは宮内庁サイトを参考にしてください。)、伏見櫓、富士見櫓や皇居宮殿などは宮内庁に事前予約すれば、ガイドの方にコースを案内されながらですが見学をすることができます。

※宮内庁「皇居東御苑」の案内ページ

江戸城の歴史は日本城郭大系によると平安時代末期の秩父氏が居館を構えたことが最初だと記されていますが、そちらに関しては現在の首相官邸の近くにある「星が岡城」の紹介ページで簡単であはりますが説明しています。

秩父氏の居館伝説を真偽のほどはさておき、江戸城を最初に築城したとされるのは、康正2(1456)年、扇谷上杉氏の重臣・太田道灌だとされます。

古河公方・足利成氏(しげうじ)の活動が活発になるにつれ、品川の御殿山城から急ぎこの江戸城へ移る必要があったとされます。

その後、太田道灌は文明18(1486)年に主君・扇谷上杉定正によって謀殺。以後、扇谷上杉氏は弱体化し、関東の覇権は相模を中心に勢力を拡大してきた後北条氏に移っていき、大永4(1524)年、江戸城も後北条氏綱の傘下に入ることになります。
この頃の江戸城は、二ノ丸、三ノ丸も存在する城郭設備であったそうですが、今にみるほどの巨大な城郭ではなかったとのことです。

その後北条氏も全国が織田信長・豊臣秀吉によって統一事業がなされていくに連れ弱体化。天正18(1590)年の「小田原征伐」によって滅亡。関東は徳川家康が統治することとなり、江戸城を居城とします。
まだこの頃の江戸城には天守閣なども存在せず、貧弱な城であったと日本城郭大系では説明されており、関ヶ原の戦いで徳川氏に天下の覇権が移ったしばらく後、慶長11(1606)年から徐々に大改修を行いはじめ、5層の天守閣なども整備されたそうです。

以後、江戸城は徳川幕府の中心として明治維新まで君臨し、以後も現在の皇居として日本の中心として存在し続けています。

冒頭で触れたとおり、天守台などは自由に見学が可能ですが、一部施設には宮内庁の許可を得て見学をする必要があります。
しかし巨大な城郭周を徒歩で巡ると、そこには壮大な石垣と水堀が今も威容を見せ付けてくれます。

管理人は特に大手町側から、半蔵門側にかけてが思い入れも深い場所ではありますが、現在の城域にしっかりと見学にいったのは、城巡りをまだ始めだした頃のこと。伏見櫓、富士見櫓などの建造物にだけ注目しながらの見学でした・・・
職場も近く、常に目の前に存在していた城ですが、もっと丹念に見学するべきだったと反省しています・・・

日本100名城にも選出されている巨大な城は、外周などを回ろうとすれば相当な時間を要することになりますので、時間に余裕を持って見学されることをオススメします。首都東京の有名すぎる観光地ではありますが、城郭ファンとしても一度は訪問する価値のある名城です。

近くのオススメすぽっと

江戸城の北側の神保町エリアは東京で有名なカレー激戦区。その中の一つ「ボンディ 神保町本店」さんは濃厚な欧風カレーを楽しめる老舗カレー専門店です。決してリーズナブルとは言えない価格帯、また行列のあるお店ですが、その味を経験すればそれらも納得できる王道派のカレーです。城めぐりの合間だけでなく、カレー目当てにも一度は食べておきたい名店です。
食べログの紹介ページはこちら

地下鉄虎ノ門駅を降り、地上にあがる前のレストランエリアにある中華料理屋「桂園」さん。ここはかつて職場がすぐ近くにあったため、よく通ったお店です。特に辛い麻婆豆腐が食べたい方には、ここの麻婆豆腐はオススメです。
食べログの紹介ページはこちら

所在地

東京都千代田区皇居外苑1-1

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

新宿駅からの主なルートを2つ。
【地下鉄】都営新宿線 新宿駅~神保町(乗換え)~都営三田線大手町 料金 片道210円 所要時間 約15分ほど
【JR】中央線 新宿駅~東京駅 料金 片道190円 所要時間 約15分ほど
【入館料】0円(宮殿や伏見櫓などの一般参観は事前予約(無料)が必要) 宮内庁の申込みWebサイトへ

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