遊園地に姿を変えた豊島一族の城

東京都練馬区の「としまえん」。
有名な遊園地ですが、ここはかつて石神井城の豊島氏一族・景村が築城した練馬城があったと伝わります。

城の歴史は石神井城が扇谷上杉家の武将・太田道灌に攻め滅ぼされた際に、一緒に落城したとされているようです。

一応、東京都指定旧跡になっていますが、今は純粋な遊園地。園内には一部土塁などが残るそうですが、管理人は中には入っていませんので確認はできていません。

西武練馬駅へ白山神社を通って向かうと、途中下り坂になりこの練馬城があったとされる場所は高台になっていることが分かりますが、それでも地下鉄が走ったりなど土地自体の開発がなされているため、どこまでが往年の姿なのかは不明です。

その白山神社には900年以上の歴史があると言われるケヤキの木がありますが、このケヤキはかつての練馬城をきっと目撃していることでしょう。

正直、歴史散策としてはそういった想像力を働かせながら楽しむ以外は何もないのですが、「としまえん」自体に行かれる機会があれば、この地はかつて戦国時代に城郭があった場所として現代の遊園地を楽しんでみてください。