日本の城巡り「MARO参上」

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品川台場(東京都)

黒船襲来に対抗した東京湾上の要塞

 

1853年。日本の歴史が大きく動き出した年。
ペリー率いる「黒船」が日本に現れます。そしてその脅威に対抗するために幕府が全国に築いたのが、「台場」と呼ばれる海上の要塞です。

ここ東京の通称「お台場」にも、品川台場と称される遺構が残されています。目と鼻の先には現在の「お台場」のシンボルであるフジテレビがそびえます。

この「台場公園」と今では呼ばれる「第三台場」には土塁などよく遺構が残されています。目の前には先ほど説明させていただいた「フジテレビ」やレインボーブリッジなど首都東京のシンボルに囲まれながら、近代日本への幕が開いた史跡の中に立つと、なんとも言えない気持ちになります。

しかし正直、中世城郭のような石垣と土塁で欧米列強の艦隊と本気で戦おうとしたその姿勢は勇敢でもあり、やはり鎖国の影響からか当時すでに日本は「ガラパゴス化」をしてしまっていたのだなぁ、なんていう印象を個人的には感じました。

この「品川台場」でもう一つ海上にその姿を残している「第六台場」もよく見えます。しかし、この第六台場には上陸自体が許可されていません。首都東京の湾内に存在する「無人島」です。

この第六台場に先の第三台場の全体像は、ほぼ真隣を走るレインボーブリッジの展望台からよく見えるそうです。このレインボーブリッジには遊歩道があり、無料で渡ることが可能です。(通行可能時間帯があるので要注意)。サウスルート、ノースルートの二つを最初に決めて渡る必要があり、この台場を見学することが目的であれば「サウスルート」を選ぶ必要があります。ただワタクシが訪問した際は、たまたまサウスルートが工事中のため立ち入りができませんでしたので、再度機会を見て挑戦したいと思います。

休日でも比較的静かなスポットでもあるので、ぜひ一度レインボーブリッジを含めた散歩コースとしてでも訪問されることをオススメします。

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レインボーブリッジで海を渡れば浜松町も比較的近いです(とはいえ、台場から5キロほどはありますが・・・)。この浜松町にある汐留ビルディングにある飲食店街の「炒伽哩」さん。平日でも比較的静かに美味しいカレーを手軽に楽しめます。店内もキレイなお店ですので女性の方にもオススメです。
炒伽哩さんのWebサイトへ

所在地

東京都港区台場

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【都営大江戸線】新宿駅~汐留駅(乗換え) 料金 片道210円 所要時間 約18分ほど
【ゆりかもめ】汐留駅~お台場海浜公園駅 料金 片道310円 所要時間 約12分ほど 徒歩約10分ほど
【入館料】0円

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