姉川合戦の開戦直前まで信長が本陣を置いた砦跡

JR長浜駅から直線距離で北東方面へ7キロ弱ほど離れた位置にある龍ヶ鼻（たきがはな）陣所は、この一帯で繰り広げられた「姉川の戦い（1570年）」の直前に織田信長、徳川家康が本陣を置いた場所です。

現地の解説板によると、元亀元（1570）年6月19日に、浅井長政の小谷城を信長が攻撃するも、1日で撤退し24日には信長、そして続いて家康もこの龍ヶ鼻陣所に入り、南方にある横山城を攻撃したと伝わります。「姉川の戦い」の決戦が行われた6月28日、信長、家康はそれぞれここを発ち、それぞれ近くに本陣を構え、「姉川の戦い」に臨むことになります。

肝心の陣所ですが、猪などの獣防止柵でしょうが周囲に張り巡らされ入り方もよく分からない（そもそも入っていいのか・・・）ため、周囲を軽く散策してみたのみ。

山自体はかなりの低山。恒常的な施設ではなく、急な戦闘を行うためには茶臼山古墳跡でもあるため好都合な場所だったのでしょう。

解説板が設置されている場所へは親切な標識が多いので恐らく迷うことなくたどり着くことができると思います。山自体に入ってないので、「訪城した」と胸を張って言えないのですけどね・・・

何度もこのページで紹介させて頂いた「姉川古戦場」の関連史跡が周辺には点在していますので、それらと合せて訪問されることをオススメします。