宮本武蔵の養子ゆかりの地にあった中世の城跡
JR加古川駅から少し離れますが、途中に加古川城跡の称名寺(しょうみょうじ) もあり、合わせて散策していれば、案外疲れずに徒歩でも訪問可能な距離だと思います。
石弾城は、宮本武蔵の養子・宮本伊織(女性の名前のようですが男性で武士)ゆかりの神社である泊神社が城跡推定地。
こちらは日本城郭大系では「暦応2(1339)年築城、大井三樹伊予守の居城」としか情報が掲載されていないため、現地解説板を紹介。
次宰というのは二代目という認識で良いか不明ですが、その五男・雁南右衛門四郎勇は、播磨守護の赤松氏に従いますが、その子・雁南刑部太郎長が木村源太郎と称し、跡を継ぐ頃には、後に起こる「応仁の乱」の西軍大将としても有名な山名宗全によって攻められ父子(父は先に1455年に討死)ともども討死し、長禄3(1459)年に源太郎が最期を迎え城も落城したとされています。
現在、遺構はほぼなく、今紹介した説明が記載されている解説板と、その隣に「石弾城」の名前がある標柱があるのみです。
地形的には、JR加古川駅からほぼ平坦な場所ですが、泊神社は泊川のすぐ隣にあるため、この川が往時は天然の防御施設を兼ね備えていたのだろうと想像できます。
また来る途中も水田なども多かったので、当時は湿地帯であったのかもしれませんが。
これは全くの個人的な感想ですが。。
正直お城跡としては、見所は先の解説板ぐらいのものですが、神社としては冒頭に触れた宮本伊織ゆかりの物が多く、現在の社殿も承応2(1653)年に伊織が改築したものとされているようです。
著名な歴史上の人物が関係している史跡ですが、訪問した際も非常に静かな場所でした。ここは宮本伊織についてもっと勉強して、そちら関係で再度訪問してみたい場所だと思います。
近くのオススメすぽっと
加古川市の郷土料理「かつめし」。加古川駅近くの商店街にある「いろはーず」さん。店員さんはアメリカのウエスタン風のコスチュームで統一された、内装も明るいお店。サクサク揚げたてのビーフカツ(肉は豚やチキンもあります)をライスに乗せデミグラスソースをかけた、ハヤシライスのような感覚でした。ソースをハーフ&ハーフでホウレン草と、バジルベースのピリ辛のグリーンソースで注文し、最後まで飽きることなく楽しめました。
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所在地
兵庫県加古川市加古川町木村
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線ひかり 品川駅~西明石駅 料金 片道15,000円 所要時間 約3時間42分ほど
【JR在来線】JR山陽本線 西明石駅~加古川駅(新快速停車駅) 料金 片道320円 所要時間 約10分ほど
【入館料】無料