花の都「大東京」が誕生した城
まずJR早川駅から距離的には2キロほど。
男性の方なら本来余裕と言える距離ですが、舗装されているものの険しい坂道が続きます。動きやすい格好で訪城されることをオススメします。
体力にイマイチ自信がない方も、小田原駅から周遊バスが出ているようですので、そちらを利用することも出来ます。
石垣山一夜城は1590年に小田原征伐の際、豊臣秀吉が陣城として築城した城ですが、規模は圧巻。
もともとは笠懸山と呼ばれていたそうですが関東には珍しい総石垣の城として築城。山の名前も「石垣山」と呼ばれるようになったそうです。
この城に参戦した武将といえば徳川家康や石田光成、黒田官兵衛こと如水、信長の子、織田信雄など相当たる顔ぶれが名を並べます。
その他に、北方隊や水軍などを終結させたわけですから秀吉とすれば初めから勝つことしか考えていなかったでしょうね。
石垣山一夜城の本丸からは相模湾や、今の小田原城の天守閣もキレイに見下ろすことができます。
本当に北条に対し、格の違いをまざまざと見せつけたような城です。
この小田原城を見下ろしながら、秀吉が家康を立ち小便に誘い、関東を家康にくれてやると言ったそうです。
この場所で、今の花の都大東京が誕生することが決まったというわけですね。
この話は駐車場付近にいらっしゃったボランティア(?)の方に教わった話です。
他にも井戸曲輪などは圧巻の一言。螺旋状に作られた井戸には今も水が沸き出ており、下まで降りることができます。
ここは足場も悪いので注意が必要ですが、訪城された際にはぜひ立ち寄ってみていただきたいスポットです。
ともかくもこの石垣山一夜城にて采配をふるった秀吉が北条を倒し、日本を統一したわけです。天下に王手をかけていた秀吉が、名実ともに天下を手中にした場所。
ここはオススメの城跡です。
近くのオススメすぽっと
早川駅からの坂道ですが、写真のような小田原に参戦した武将のパネルが用意されています。この秀吉がゴールになりますが、ゆっくり勉強もしながら登山を楽しめます。登山口には秀吉方の武将堀秀政の墓がある海蔵寺もあります。
早川駅のスグ近くには漁港があります。この漁港の市場に小田原「だるま料理店」の支店「魚市場食堂」は新鮮なお刺身などが味わえるオススメのお食事処です。
だるま料理店さんのWebサイトへ
写真は「魚市場食堂」さんで食べた「刺身定食」です。1,000円でこの新鮮なお魚が味わえます。
所在地
神奈川県小田原市早川
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【小田急】新宿駅~小田原駅(乗換え・急行停車 料金 片道850円 所要時間 約1時間30分ほど
【JR】東海道線 小田原駅~早川駅 料金 片道140円 所要時間 約2分ほど 徒歩40分ほど
【入館料】0円