足利義昭が信長に出会う前に拠った居館跡
矢島御所は、日本城郭大系には「矢島館」として紹介され、永禄8(1565)年に奈良を脱出した足利義昭が拠り、警護には矢島越中守があたったと記されています。
現地矢島町自治会館には、記念碑が設置されており、そこに記された記録によると、足利義昭(義秋)が矢島御所に居たのは1年間ほどのようです。
この後、越前の朝倉氏を頼り、さらには織田信長と運命の出会いがあり、室町幕府最後の将軍となる足利義昭が一瞬でも暮らした居館にしては、少し案内なども寂しい印象を受けました。
管理人はこの周辺の城巡りをする際、よくJR守山駅にある「レンタサイクル駅りんくん守山店」を利用させていただいていますが、この矢島御所も同様に活用させて頂きました。難点は駅からかなり距離があり、また公共交通機関が限定されてしまうため、マイカーがない城ファンの方にはやや不便に感じられるかもしれません。
ただ周辺には多くの城塞跡があるエリアで、例えば著名な城郭寺院である芦浦観音寺なども矢島御所からは自転車で移動されるなら近い位置にあります。
京都、大阪へのベッドタウンとしても駅前は開発されていますが、城跡付近は長閑な田園も続きますので、天気のよい日にサイクリングがてら、周辺のいくつかの史跡と合せて散策していただくと楽しめるエリアだと思います。
所在地
滋賀県守山市矢島町1059
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR山手線】新宿駅~品川駅料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,710円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】東海道本線 京都駅~守山駅(新快速停車駅) 料金 片道500円 所要時間 約25分ほど
【入館料】無料
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,710円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】東海道本線 京都駅~守山駅(新快速停車駅) 料金 片道500円 所要時間 約25分ほど
【入館料】無料