真田与一義忠築城と伝わる平塚天徳寺
神奈川県伊勢原市にある岡崎城城主、岡崎義実の嫡男が真田与一義忠を名乗り、今の神奈川県平塚市、小田急東海大学駅前駅近くの天徳寺の辺りに築城したのが真田城と伝わります。
真田与一義忠は、1180年の源頼朝が大敗を喫した「石橋山の戦い」で戦死。このことは「平家物語」などでも取り上げれられているそうです。城を継いだ子の岡崎盛実は、1213年に勃発した、和田義盛の和田合戦で戦死。その後、この真田城は廃城になったようです。
その後、この城は戦国時代には扇谷上杉氏の家臣で、小田原城の城主だった大森藤頼が、北条早雲に追われ追われこの真田城へ逃避。さらにこの城を攻撃され城は落城。大森藤頼は自刃したとされているようです。
現在、この城は本堂の直前に与一堂(眞田明神)があり、その境内に案内板が残ります。他に墓地には土塁跡があるようですが、訪問時は快晴で家族連れでお墓参りをされている方が多かったため、散策は断念しました。
周辺は、東海大学前駅からはずっと平坦な道だったのですが、この天徳寺はかなり高台に当たり、大根川と呼ぶそうですが、北側には川がありいかにも城砦を築くことに適している地形です。
また戦国史とは離れますが、明治時代の真田学校跡の案内板が設置されるなど、決して大きな寺ではないのですが、それなりの見所のある場所だと思いました。
所在地
神奈川県平塚市真田
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【小田急小田原線】新宿駅~東海大学前駅(急行停車駅) 料金 片道610円 所要時間 約1時間10分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円