江戸時代の農家屋敷の裏山にある城跡
東急東横線「大倉山駅」の東側にある「みその公園~横溝屋敷」と、背後の山が城跡とされます。獅子ヶ谷殿山で「ししがやとのやま」と呼びます。
日本城郭大系によると、築城されたのは関東が豊臣秀吉によって支配された後の時代、慶長年間(1596~1615)に、かつて甲斐の武田氏に仕えていた小田切美作守須猶(もちなお)が住んでいたとされます。
「新編武蔵国風土記稿」にはその後、小田切氏が江戸へ移り住み(恐らく徳川氏の旗本などとして移り住んだのでしょうか・・・)、その際に横溝氏に与えたとされます。
実際にこの地に住んでいた小田切氏は須猶ではなく、父の光猶だったという説もあるようです。(寛政重修諸家譜)
いろいろなサイトでこの城には背後の山に遺構が残るとありましたが、正直土橋のように見える場所などもありますが、わかりずらいというのが印象。
横溝屋敷として観光スポットになっているので、「城郭」としては何の案内もないことも少し残念。ただ横溝屋敷(農家の屋敷です)としてはよく保存・整備されているので、今後、小田切氏の居館についても少し触れて頂けると城郭ファンとして期待したいです。
近くのオススメすぽっと
東横大倉山駅下車すぐの、トンコツラーメン「七志 とんこつ編 大倉山店」さん。「香ばしさ」がウリのトンコツラーメンですが、見た目以上にあっさりなんですが、あとを追うように旨味が口の中に広がります。ランチセットで餃子ライスも頂きましたが、餃子も美味しかったですよ。店員さんの愛想もよくオススメのお店です。
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所在地
神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【東急東横線】渋谷駅~綱島駅(急行停車駅・乗換え)~大倉山駅 料金 片道240円 所要時間 約25分ほど 【入館料】0円