日本の城巡り「MARO参上」

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春清寺(東京都)

織田四天王の一人、柴田勝家の孫・勝重の菩提寺

 

京王仙川駅の北側、調布市と三鷹市との市境付近は江戸時代、戦国大名柴田勝家の孫である勝重が、徳川旗本として統治した一帯です。

中世には武蔵七党の村山党の金子氏の居館があったとされる場所に、柴田氏の居館・島屋敷があったとされています。

またすぐ近くには柴田勝家自身の兜を祀っていると伝わる勝淵神社など織田四天王の一人として名を馳せた柴田氏ゆかりの街です。

その島屋敷よりやや仙川駅側にあるお寺が春清寺(しゅんせいじ)で、勝重のお墓が存在し、自身を祖とした菩提寺となっています。

本堂などは新しく、またアジア調の仏像など少し風変わりなお寺ではありますが、柴田氏の家紋「丸に二つ雁金」のあしらいも本堂に確認することができます。

自身は遠く離れた福井県で、天正11(1583)年に「賤ヶ岳の戦い」で敗れ、自ら北ノ庄城で命を絶った柴田勝家。
勝重は勝家の養子だった勝政の子で、母方が関東に所縁があり、その祖父で初代諏訪高島藩主の日根野高吉(当時は織田信長の傘下)を頼って、当時上州に逃がされたことがきっかけで柴田氏は勝家と血の繋がりはなくとも、その名を東京に残すことができました。

管理人も長く、近くの仙川に暮らしたので、この春清寺や、近くの杏林大学病院に入院したこともあるので、一帯には馴染みが強く、当時の「地元」を調べてみると、柴田勝家にゆかりがある街だということが分かり、どこか嬉しい気分になったものです。

比較的近くには調布市内に深大寺城があるなど、東京23区とはまた異なる見所も多い街です。

当サイトを見て頂いている方は、戦国ファンの方も多いと思います。
一見、ゆかりのない織田重臣の柴田勝家ともゆかりのある仙川近郊の史跡跡も、先の深大寺城などを訪問される際に、あわせて立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?
一帯はベッドタウンとして完全に都市化、宅地化していますので、年中季節、天候を問わずに気軽に訪問することが可能です。

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所在地

東京都三鷹市新川4

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

※仙川駅から歩くことも可能な距離です(片道1キロほど)
【京王線】新宿駅~仙川駅 料金 片道180円 所要時間 約21分ほど
【小田急バス】仙川~コミュニティセンター西 料金 片道220円 所要時間 約6分ほど
【入館料】無料

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