新横浜駅近郊の城砦群。住宅地の裏山に眠る後北条氏の城跡

目の前には新横浜駅近くの高層ビルが見えるものの、緑豊かでのどかな住宅地の裏山に金子城（別称：篠原城）は眠ります。当サイトのコンセプトである「東京新宿」からのルートでは東急東横線の菊名駅が近いですが、菊名から徒歩でも十分訪問できる距離。

この城の歴史はあまり詳しくは分かってないようですが、後北条氏の家臣・金子出雲守が城主だったと伝わります。戦国時代には後北条氏の傘下に入った小机城が目の前のため、小机の支城の一つとして機能したのでしょうか。

さて、肝心の城跡ですが、訪問前、多くの城サイトで勉強させて頂き、明瞭な遺構を楽しめるとありましたが・・・

2011年の9月に訪問したところ、周辺は工事用のバリケードやフェンスで完全に中に立ち入れない状態に・・・ほかにも登城ルートは存在するのでしょうか？
しかし、写真をご覧いただけば分かりますが、外から見ても酷い「草ボウボウ」状態。立ち入り禁止に加え、多少危険も感じる状態。やむを得ないので、周辺から写真を撮影するにとどめました。

訪問時は、菊名駅から大豆戸城跡とされる場所を見学してから金子城へ向かいましたが、急坂の続く地形。横浜市は京都人の管理人には「港町」のイメージが強かったですが、山も多い地形。往時は城砦を築くのに適した場所が多かったのでしょう。

新横浜駅から見ても、城跡と分かりやすい地形を見せてくれています。

中に入ることが出来ずとも、せめて案内板程度のものを、横浜市も用意して頂きたいというのが本音の城跡です。