淡路島最北端に築かれた徳川幕府の台場
淡路島の最北部に位置する松帆(まつほ)台場は文久3(1863)年、徳川幕府の命によって、徳島藩の蜂須賀斉裕が欧米列強から京都守護のため築いた海上防備施設です。
単体で存在したわけではないようで、岩屋砲台の一角として払川、龍松、長谷川、古城のそれぞれの台場と共に機能。中でもこの松帆(松尾)台場がその中心部だったとされます。
稜保式の形状をなし、大砲13門、火薬庫2箇所に弾薬庫は5箇所、備えていたそうですが、他の多くの台場同様に実戦には使用されることなく明治維新を迎えたと日本城郭大系に記されています。
現在、神戸製鋼所の保養所の目前に土塁や、石垣の一部、火薬庫などの遺構が残されています。
火薬庫前には解説板も設置されています。
火薬庫の石垣は一部、後世に補修がされているようですが、土塁もよく残され、現在見学できるエリアは限られましたが見所はしっかりと残されています。
場所は淡路ICから直線で3キロほど。車での訪問が必須になってくるかと思いますが、他の淡路島の城郭と合わせて訪問しやすい台場ですのでぜひ立ち寄ってみたい史跡。
また松帆台場からは明石海峡大橋もよく見え、景色も合わせて楽しめるスポットです。
近くのオススメすぽっと
淡路島へは車で訪問される方が多いと思いますが、島内唯一のサービスエリアは明石海峡大橋も展望できるなど景色もよく、またお土産の購入、ちょっとした淡路島名産を楽しむのにも最適です(写真はしらす丼)。
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所在地
兵庫県淡路市岩屋松帆
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~新神戸駅 料金 片道15,100円 所要時間 約2時間40分ほど
【本四海峡バス】くにうみライナー・かけはし号 JR新神戸駅~洲本バスセンター 料金 往復3,330円 所要時間 約1時間30分ほど
【入館料】0円
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~新神戸駅 料金 片道15,100円 所要時間 約2時間40分ほど
【本四海峡バス】くにうみライナー・かけはし号 JR新神戸駅~洲本バスセンター 料金 往復3,330円 所要時間 約1時間30分ほど
【入館料】0円