北条氏照が幾度も陣を置いた座間市の城砦伝承地

小田急座間駅近くの星谷（ほしのや）寺は、戦国の時代はすぐ東側の県立谷戸山公園にあったとされます。

東京の八王子城の城主であった北条氏照（北条4代目当主の北条氏政の弟）が幾度も陣を置いた寺院とされます。
公園には登ってないですが、星谷寺と公園の間にある三峰神社に登ってみましたが、地形的にはかなり高地に位置します。

木々が目隠しになっていますが、おそらく往時は非常時の陣屋だったとすれば、見晴らしもよかったはずですし、地形的に良い場所だったのだろうと思います。

残念ながら遺構はおろか、北条氏照に関する案内板を見つけることはできませんでしたが、星谷寺に残る釣鐘は近江などで栄える佐々木源氏の佐々木信綱ゆかりであったり、他にも見所の少なくない寺。

戦国の世を思い描き、想像の中で楽しむ伝承地ですが、星谷寺の観光としても十分に楽しめると思います。

星谷寺の目の前の通りを西側へ少し歩けば「星の谷観音坂下」という交差点があり、そこに小さな墓地があるのですがその脇に白井是房なる武将の居館・座間城跡だったとされることを示す風化している石碑を確認することもできるので、合わせて訪問しておきたいところです。