大老堀田氏の子孫が統治した大津の陣屋
大津市堅田の浮御堂のすぐ隣の駐車場に堅田陣屋の案内板などが残ります。
元禄11(1698)年に、徳川幕府大老の堀田正俊の三男正高が、下野国から堅田に移り、堅田藩の中心として陣屋を建設したと日本城郭大系に説明されています。
文政9(1826)年に、当主の正敦が再び下野佐野に移転されると、堅田藩は廃止になり徳川幕府が直接治める天領となったそうです。
目だった遺構はありませんが、近くの伊豆神社へ繋がる舟入遺構など水路はよく確認できます。あと、有料(300円)ですが冒頭の浮御堂から、陣屋方向を眺めてみるのがオススメです。
城跡として見所は決して多くはありませんが、JR堅田駅から琵琶湖方面へ歩き、周辺には中世の城塞跡とされる伝承地も少なくない場所なので、天気のいい日に、湖畔をじっくりと散策してみると楽しめると思います。
ちなみに浮御堂ですが、正式名称は満月寺といい、その歴史は古く平安時代に遡るそうです。
江戸時代の俳人・松尾芭蕉も訪れたそうで、その句が記念碑として境内に設置されています。
琵琶湖に浮かぶ情緒ある建物は昭和初期に再建されたもので、堅田陣屋の頃の建物ではありませんが、堀田氏もこの景色は楽しんだでしょうね。
当サイトだけでなく、日本城郭大系などでも堅田陣屋の写真として紹介されていますが、こちらは陣屋と直接の関係はありませんが、こちらも合わせて訪問したい観光スポットです。
所在地
滋賀県大津市本堅田
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】湖西線 京都駅~堅田駅(新快速停車駅) 料金 片道400円 所要時間 約19分ほど
【入館料】無料
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR在来線】湖西線 京都駅~堅田駅(新快速停車駅) 料金 片道400円 所要時間 約19分ほど
【入館料】無料