ニュータウンに眠る中世城郭跡

横浜市営地下鉄の「センター南駅」からそれらしき森が見えます。周辺は港北ニュータウンとのことで駅前も開発されてキレイな街です。

そんな街にひっそりと眠るのが茅ヶ崎城。名前が同じですが。同じ神奈川県の茅ヶ崎市とは全く違う場所に存在します。

歴史背景はさまざまな説があるようですが、近くの小机城の支城として機能したそうで、小机衆の一人座間氏が治めたそうです。

現在の城郭は小田原の後北条家が改修を行ったものという説が強いそうです。

そんな歴史背景を持つ茅ヶ崎城は整備されてキレイな公園となっていますが、土塁などの遺構もよく残っていますし、思った以上に迫力のある城郭跡です。復元や整備に関しては賛否両論があると思いますが、これからまた何年、何十年そしてさらに何百年と後世の人達に残していくためには多少の改修はやむをえないと思いますし、そのおかけで多くの人達にかつてこの地で天下を取った秀吉と戦った男達がいたという事実が伝わるのは素晴らしいことだと思います。

全体的な規模は決して大きな城郭ではありませんが、都市部でお手軽に中世の城が体感できるという点でも、ぜひこの近辺に訪れる機会のある方は足を運んでみて欲しいです。