日本の城巡り「MARO参上」

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松阪城(三重県)

紀州徳川家の統治下に置かれた近代城郭跡

 

松阪城は近鉄松阪駅の西側に雄大な石垣を残す近代城郭で、三重県では伊賀上野城とともに日本100名城の一つに指定されています。

日本城郭大系では松阪城の歴史として、織田信長の次男・信雄が近くに松ヶ島城を居城としてましたが、「本能寺の変」の後、清洲城へ移動、松ヶ島城は最後蒲生氏郷が入りますが、手狭で不便だったため天正16(1588)年に現在の松阪城を築城。
現在は「松阪」ですが当時は「松坂」と書いたようです。

氏郷が会津へ移ると城主が定着しないまま元和5(1619)年に和歌山城の徳川頼宣の所領となり以後、松阪には城代が置かれ明治まで存続したそうです。

氏郷時代には3層の天守閣も備え松ヶ島から強制的に住民を移し商業都市として松阪は栄えたそうです。現在も雄大な石垣が残り、とても直接大名が統治しなかった城とは思えない規模です。

氏郷時代には3層の天守閣も備え松ヶ島から強制的に住民を移し商業都市として松阪は栄えたそうです。現在も雄大な石垣が残り、とても直接大名が統治しなかった城とは思えない規模です。

現在二の丸には小さな飲食店(?)があり、その周辺に「徳川陣屋跡」の石碑が設置されていますが、ここは紀州徳川家の御殿跡です。

幕末に現れた学者・本居宣長(もとおり のりなが)は松阪出身で、その旧宅が隠居丸に移されています。
天守台など大半は無料で見学可能ですが、この隠居丸だけは本居宣長記念館で大人は400円で入場料を払わないと見学が出来ないシステムになっています。
管理人は「日本100名城のスタンプ」を集めていませんが、スタンプを集めておられる城ファンの方は、この記念館入り口にスタンプが用意されています。

本居宣長関係でなく城郭としての見所は石垣につきます。水堀などは完全に埋め立てられてしまっています。
当サイトは「東京新宿発」というコンセプトで紹介していますので、関東方面からだと名古屋から近鉄乗り換えになりますが、京阪神方面からも同様に近鉄で比較的簡単にアクセスできますので日帰りで歴史散策を楽しむことができる街です。

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JR・近鉄松阪駅から松阪城へ向かう途中にあるカレー専門店の「JAN JAN」さん。カレーをかけたパスタメニューなど、ユニークで豊富なメニューを用意されています。カレーは甘めで、濃い目のルー。そしてここは店員さんが本当に気持ちよく食事をさせてくれる、気さくな方。松阪牛のカレーなどはお値段も張りますが、その他は1000円以下のリーズナブルな価格。重宝したくなるお店です。
食べログの紹介ページはこちら

所在地

三重県松阪市殿町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅 料金 片道10,580円 所要時間 約1時間37分ほど
【近鉄線】名古屋線 近鉄名古屋駅~松阪駅(急行停車駅) 料金 片道1,230円 所要時間 約1時間30分ほど
【入館料】0円 ※本居宣長記念館・旧宅は大人400円・大学生300円・子供(小学4年から高校生)200円

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