難攻不落を誇った相州の名城

小田原駅から徒歩7～8分ほどで小田原城の入り口が見えてきますが、オススメは遠回りして、銅門から天守閣に向かうルートが最適だと思います。

小田原城は戦国時代に関東を支配した後北条家の本拠で、上杉謙信の攻撃にも耐えた名城であることは有名な話。

天守閣の展望台からも遠望できる「石垣山一夜城」の豊臣秀吉の大軍により1590年開城。後、江戸時代に入り、3代将軍の家光の時代、家光の乳母として有名な春日局の実子。かつて美濃の斎藤家に仕えていた稲葉家の血を継ぐ正勝の時代、家光からの援助もあり近代城郭として整備されていったそうです。

残念ながら明治新政府樹立とともに、小田原城は取り壊されましたが、1960年に天守閣を復元。最近になっても銅門などが復元され雄大な城跡が再現されています。

復元と言え、天守閣の見ごたえも十分。天守内部は甲冑などが展示されています。

小田原市と言えば静岡県も目と鼻の先になりますが、意外と東京からのアクセスも充実。
新宿からJR線、小田急線どちらでも2時間足らず、片道1000円程度で訪れることができます。

天守閣からも相模湾を見渡せますが、その新鮮な食材を使った「小田原丼」などの名物料理もあり、休日にフラッと城巡りの日帰りの旅にもオススメです！