日本の城巡り「MARO参上」

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八幡山城(滋賀県)

悲劇の関白・豊臣秀次の居城だった近江の近代城郭

 

JR近江八幡駅の北側にある八幡山が城跡地。当日は行きは駅から歩きましたが、かなりの距離があるのでバスを利用するのがいいと思います。
ロープウェイで地元の方にお話をお伺いしたところ、ベストはレンタサイクルを借りて観光するのがオススメとのことでした。

本能寺の変の後、1585(天正13)年に安土城に変わる近江統治のための城として、豊臣秀吉が築城しました。

紀州、四国征伐の論功行賞として、秀吉の甥・秀次が総計43万石という巨大な領主を任されますが、1590(天正18)年の小田原の役でさらなる活躍と、改易された織田信雄の旧領を受け清洲城へ移封。

所領も100万石へ上がり、翌年91年には関白に就任するも、93年に秀頼が誕生すると、秀吉と秀次の関係性に溝が生じ、1595(文禄4)年に28歳にて謀反の疑いをかけられ自害を命じられ、その生涯を閉じることになります。

八幡山城は京極高次が入っていましたが大津城へ移動。秀次事件は、一族の粛清にもおよび、八幡山城も同年95年に聚楽第とともに廃城となります。

現在、八幡山山頂には石垣などが残り、さらに普段は山麓に居館を構えた構造だったようで豊臣秀次居館として、こちらも立派な石垣が残ります。

ロープウェイで山頂まで行くとすぐに「豊臣秀次」ののぼりと、石垣が出迎えてくれるので、あとは順路に沿って十分に堪能することができる城跡。現在の遺構からはやや小ぶりな印象も受けましたが、一時は天下にその名を轟かせた人物の居城に相応しい戦国末期の山城です。

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近江八幡市は風情ある街並みが特徴ですが、城付近の八幡堀も、豊臣秀次によって軍事面と水運を兼ねて整備されたもの。訪問日は時代劇の撮影が行われていました。

所在地

滋賀県近江八幡市宮内町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR山手線】新宿駅~品川駅料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線ひかり】品川駅~米原駅料金 片道11,860円 所要時間 約2時間10分ほど
【JR東海道本線】米原駅~近江八幡駅料金 片道400円 所要時間 約25分ほど
【近江バス】近江八幡駅~大杉町バス停料金 片道210円 所要時間 約6分ほど
【八幡山ロープウェイ】料金 往復800円 所要時間割引チケットなどは公式サイトへ
【入館料】0円

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