竹中半兵衛の同族、重利が築城した城跡

大垣駅の西側に直線距離で4キロ強ほど離れた大垣市立荒崎小学校付近が長松城の跡と考えられており、現在石碑と解説碑が設置されています。

永禄～天正初年（1558～73）に、竹中半兵衛こと重治から、同族の竹中重利を分地され長松城を築城したとされます。初めは秀吉家臣の竹中氏に仕える存在だった重利も、後年従五位下、伊豆守を与えられ、豊後高田に1万石で移ると、長松城には武光忠棟が入るも、関ヶ原合戦で西軍につき城を捨てたとあります。その際、東軍の一柳監物が入ったそうですが、戦後廃城になったとされます。

竹中氏の本拠、現在の垂井町岩手は長松城より直線で7キロほどの位置。管理人のように公共交通機関で城巡りを楽しんでいらっしゃる、城ファンの方には少しアクセスが悪いですが、クルマで回っていらっしゃるファンの方であれば「竹中巡り」も楽しめる一帯です。

周辺は完全に近代化されてしまい、遺構は見当たりません。また当日、大垣駅からレンタサイクルで他の城跡と共に回っていましたが、長松城が6城目、20キロ程走破した後でしたので、もう地形などを見て回る余力を残しておらず、石碑だけで退散してしまっています・・・

今触れましたとおり、訪問にあたっては2016年12月末に、大垣市が放置自転車を再整備したレンタサイクル「水都号」を無料で貸し出していただけるので、それを利用し、市内の他の城跡も回りました。情報がまた変わる可能性がありますので、詳細は大垣市経済部商工観光課にお問い合わせください。
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