日本の城巡り「MARO参上」

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川手城(革手城)(岐阜県)

美濃の中心として繁栄した守護土岐氏の城跡

 

美濃に斎藤道三が現れる前、源氏の流れを汲み守護として栄えた土岐氏の本拠ととして栄えたのが川手(革手:かわて)城です。

同じ現岐阜市内の長森城が手狭になったことにより、文和2(1353)年に土岐頼康が築城。後に冒頭に触れた、自身の重臣だった斎藤道三に追放される土岐頼芸まで土岐氏の本拠地として機能します。

斎藤道三が美濃を手中にし稲葉山城を築城し移ると、この城は廃城に。

その後、織田信長が美濃に入り旧稲葉山城である岐阜城を中心に栄えると、この川手の繁栄もそちらに移ってしまったとのこと。

さらに後世、徳川政権の時代になると、加納城を徳川家康が築城させ、その際に残っていた土塁などの遺構は、加納城の建築に回されたとされています。

現在は済美高校の敷地となり(以前は女子高だったため、他お城サイトではそのように説明されていることも多いですが、2004年から男女共学に変わっています。)、完全に遺構は消え(校内に土塁が残るそうですが確認もできません・・・)、代わりに石碑と解説板は用意されています。

今では近くの加納城は国指定史跡となり、石垣などが残るため、訪問される方も少なくはないと思いますが、川手に訪れる方は少ないかもしれません。。。
ですが、かつては京都の公家も多く城下町に過ごし、東の川手として、栄えた一帯。

加納城を訪問される際には合わせて訪問されることをオススメします。

近くのオススメすぽっと

JR岐阜駅の駅ビル商業施設「ACTIVE-X」内のNEWTON CIRCUS(ニュートンサーカス)さん。訪問時は夕方でしたが落ち着いた雰囲気でお酒等と、美味しいインドカレーなどの料理が楽しめるオシャレなお店です。チキンカレーも辛いとのことですが、辛いもの好きな管理人評ですが、たぶん辛いのが得意じゃない方でも十分楽しめる程度の辛さだと思います。特にお城ファンの方は「食」の時間を節約したい方も多いと思うので、改札外ですが、いわゆる「エキナカ」と言える立地条件ですし、重宝したいお店ですね。
お店の公式サイトへ

所在地

岐阜県岐阜市正法寺町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線内回り 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道190円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅 料金 片道10,580円 所要時間 約1時間37分ほど
【JR在来線】JR東海道本線 名古屋駅~岐阜駅 料金 片道450円 所要時間 約27分ほど
【入館料】0円

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