美濃国府跡にあったとされる中世の城跡推定地
美濃の府中城は日本城郭大系や全集などには登場しませんが、いくつかの城紹介サイトに登場する城ということで、垂井城から竹中氏陣屋まで訪問する途中に寄ってみました。
「なぽのブログ」さんなどでも紹介されているこの府中城ですが、元は美濃の国府が置かれていた町だそうで、その跡を利用したように城は存在したそう。今の安立寺付近が城跡推定値だそうです。すぐ近くの御旅神社脇には、美濃国府跡として解説板などいろいろと設置されていました。
どうやら斎藤氏の家臣だった不破氏が治めたそうですが、それも含め不明だそうです。現在安立寺脇には、美濃国府跡を示す石碑は建てられていますが、残念ながら府中城に関する記載はどこにもありません。
周辺も完全に宅地開発されてしまっており、城跡を示すものは残念ながら見当たりません。JR垂井駅から徒歩で向かうと、若干この付近は高台になっていくため、往時は軍事上重要な場所だったのかもしれません。
ただ残念ながら、府中城だけを目標に遠征するような城跡ではありません・・・
冒頭でも紹介しましたが、管理人も垂井城から竹中氏陣屋まで徒歩で向かう際、その途中にあるので寄ってみました。垂井駅から竹中氏陣屋まではかなり距離があるため、バスを利用される場合はここに立ち寄れなくなるかもしれませんが、健脚の方で、同じように徒歩で向かわれる方は、せっかくなのでこの府中城にも立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
垂井駅近郊は多くの城跡や、また関ヶ原なども近いため、時間をかけてゆっくりと歴史散策を楽しむことができる町だと思います。
所在地
岐阜県不破郡垂井町府中
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~名古屋駅(乗換え) 料金 片道11,090円(指定席) 所要時間 約1時間40分ほど
【JR在来線】東海道本線 名古屋駅~垂井駅料金 片道970円 所要時間 約43分ほど
【入館料】0円