日本の城巡り「MARO参上」

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相模台城(千葉県)

後北条氏と里見氏が激突した地にあった城跡

 

JR松戸駅周辺にあったとされる3つの城跡の1つ。その中でも中心的な役割を果たしたのがこの相模台城だったとされます。別名として岩瀬城とも呼ばれていたそうです。

現在の松戸中央公園を中心にした城跡だったと考えられているそうですが、訪問時は隣接する相模台公園の方のみを誤って訪問してしまいました・・・

とはいっても相模台公園も高台で、こちらも恐らく曲輪として利用されていたと思います。

相模台城を築城したのは建長元(1249)年に北条長時だと日本城郭大系に説明されています。
千葉県なのに「相模」の名称ですが、それはこの長時の子孫・北条相模守高時が、嘉暦元(1326)年にこの城に居城したことに由来するとのことです。

「太平記」の時代、足利尊氏の命を受けた芳賀氏が入ったそうですが、すぐに新田義貞一族によって滅ぼされ一時廃城になったそうです。

天文7(1538)年にはこの地を舞台に後北条氏の氏綱・氏康と安房の里見義堯・小弓御所足利義明の連合軍が争った「相模台御合戦」が勃発。足利義明はこの戦いで戦死したそうです。
この戦の記念碑が聖徳大学構内にあるそうですが、訪問時見落としてしまいました。

その後は小金城の高城氏が相模台城に入り、周辺の城含め統治したとされます。

廃城時期などは明確にされていませんが、小金城自体が天正18(1590)年の「小田原征伐」で落城していることから、この相模台城も同様の運命を辿ったのでしょう。

残念ながら遺構はおろか、相模台城としての石碑や解説板もありませんので、見所は多くありませんので、他の城跡と合せて散策されることをオススメします。

近くのオススメすぽっと

松戸駅近くの「カレー専門店 印度」さん。カウンターのみの小さい店舗ですが温かい店主の方が作る、スパイシーで、サラッとしたタイプのカレーです。インドカレーといっても日本風のカレーに近いですが、リーズナブルで美味しいカレーが楽しめる城巡りにもピッタリのお店です。
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所在地

千葉県松戸市岩瀬

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR線】山手線 新宿駅~日暮里駅(乗換え)~常磐線 松戸駅料金 片道450円 所要時間 約44分ほど
【入館料】0円

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