日本の城巡り「MARO参上」

ホーム > 関東以東の城 > 千葉県の城一覧 > 中金杉城(千葉県)

中金杉城(千葉県)

小金城主・高城氏の菩提寺はかつての小金城支城跡

 

千葉県松戸市のJR北小金駅周辺の城郭群のひとつ中金杉(なかかなすぎ)城は、すぐ近くの小金城の支城としての役割を果たしていたとされます。

現在は広徳寺が建っていますが、この寺院は小金城主だった高城氏の菩提寺となっています。

築城時期は天文7(1538)年とされ高城胤吉が築城したと伝わります。残念ながら遺構は残らず、加えて広徳寺やその周辺にも石碑や解説板も用意されていません。

日本城郭大系にもあまり詳しく中金杉城のことは触れられていませんが、本当に目と鼻の先に小金城があるため、間違いなく天正18(1590)年の豊臣秀吉による「小田原征伐」で落城したものと思います。

中金杉城は2014年2月に、東京在住時の2012年1月以来の訪問。2012年当時も雪が残る中での訪問だったのですが、2014年の訪問も同じく、関東に降った歴史的な大雪の直後だったため、まだ多くの雪が残った中での訪問となりました。

中金杉城最大の見所はやはり城主・高城氏の墓所になってくると思いますが、やはり近くの小金城と合せて訪問されることをオススメ。

またこの周辺は小金城が築城される前に、高城氏の本拠となっていた根木内城など見所のある城跡がいくつか残されているため、できれば時間をかけてゆっくりと、エリアの散策をオススメします。

所在地

千葉県松戸市中金杉4

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR線】山手線 新宿駅~日暮里駅(乗換え)~常磐線 松戸駅(乗換え)~ 北小金駅料金 片道540円 所要時間 約55分ほど
【入館料】0円

写真ギャラリー