日本の城巡り「MARO参上」

ホーム > 城砦以外の史跡一覧 > 東京都の史跡一覧 > 分倍河原古戦場跡(東京都)

分倍河原古戦場跡(東京都)

古典太平記ゆかりの街

 

今回は「城跡」ではなく「古戦場」です。
京王線と、JR南武線の分倍河原駅。目と鼻の先には日本ダービーなど数多くのレースが行われるJRA東京競馬場も控えます。

そんな分倍河原駅を降りバスロータリーのところに威風堂々と建つ銅像。
鎌倉時代末期の武将「新田義貞」です。
この分倍河原にて1333年に北条泰家率いる鎌倉幕府軍と戦い撃破。後、鎌倉幕府は衰退していくことになります。

写真ギャラリーに掲載した「古戦場跡」の石碑は駅から若干歩きます。
かつてこの地で歴史的な一戦が行われたという面影を全く感じさせないほど、一帯は静かな憩いの場といえる公園となっています。

また同じ分倍河原には、その新田義貞のライバルとなった足利尊氏が開基した高安寺があります。
至る所に足利家の家紋が施されており、足利家ゆかりを感じられます。山門も1872年に再建された立派な建造物です。

足利と新田。ともに鎌倉幕府を倒した「同志」ながら明暗の分かれた二人。その二人にゆかりのある地「分倍河原」。

余談ですが、この地は司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」の中にも登場します。新撰組の近藤勇や、土方歳三にとっても縁のある地です。

近くのオススメすぽっと

京王線府中駅から徒歩数分のところにある「武蔵野うどん」さん。多摩エリアに伝わる郷土料理の一つです。コシの強い麺で、多少黒い感じのする麺でした。お店の方も良い感じですし、府中へ行かれる機会あれば一度足を運んでみてください!

靖国神社や明治神宮などと並び「東京五社」の一つに数えられる「大国魂神社」。府中駅から徒歩5分ほどです。かつては源頼朝が妻政子の安産祈願にも訪れたそうです。この大国魂神社と府中駅の間には八幡太郎源義家の銅像もあります。

所在地

東京都府中市分梅町2-59 新田川分梅公園

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【京王線】新宿駅~分倍河原駅(準特急停車) 料金 片道270円 所要時間 約23分ほど ※古戦場碑までは徒歩10分ほど
【入館料】0円

写真ギャラリー