招き猫発祥の地とされる彦根藩主井伊家の菩提寺
幕末の安政7(1860)年に「桜田門外の変」で暗殺された、徳川幕府の実力者である大老・井伊直弼の墓地があり、井伊家の菩提寺とされ国や東京都の指定史跡となっている曹洞宗の寺院です。
不平等条約とされる日米修好通商条約(1858年)を断行し、安政の大獄で吉田松陰らを処刑したことでも有名な直弼ですが、皮肉というかこの松蔭を祀る松陰神社もすぐ近くにあります。
ここではこの二人にまつわる物語はここまでとし、豪徳寺の歴史背景を見ていきますが、元は世田谷城の主要箇所であったとされ、開基も世田谷城主だった世田谷吉良氏の吉良政忠だとされます。
世田谷城のお話はその紹介ページで行い、ここではお城が廃城となった天正18(1590)年以降の出来事ですね、彦根2代藩主の井伊直孝が井伊氏の菩提寺として整備したのが、現在の豪徳寺です。
井伊氏の墓地だけでなく、仏殿や梵鐘などの歴史価値のある建造物に加え、この豪徳寺は「招き猫」の発祥の地とも言われ、境内には多くの招き猫が奉納されています。
小田急線で少し移動すれば下北沢など、賑やかな街もありますが、この豪徳寺周辺は緑も豊かで閑静な住宅地。当サイトに遊びにきて頂いている方は、やはりお城に関心の高い方が多いかと思いますが、世田谷城の遺構の一部としてだけ見るのではなく、豪徳寺自体とても見所や、また吉良氏以外の歴史も豊富な寺院ですので、ぜひ両方合わせてゆっくりと散策されることをオススメします。
近くのオススメすぽっと
東急世田谷線で下高井戸駅に向かうと、下町情景豊かな町にでますが、その下高井戸付近で有名なタイ焼きの「たつみや」さん。シンプルな昔なつかしい「正統派」のタイ焼き屋さんです。
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下北沢の「bio ojiyan cafe+ (ビオ オジヤンカフェ プラス)」さん。定食メニューも豊富なおしゃれなカフェ。おしゃれなんですが、焼き魚など「和」の定食が多く、また夜は一人でも落ち着いて食事しながらお酒も頂ける。とっても重宝できるお店です。
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こちらも同じく下北沢のカフェ「まるさんフーズ」さん。お酢を使ったドリンクなどユニークなメニュー。店内もおしゃれで静かなお店です。もちろんお料理の味もいうことなし!おしゃれですがお値段もリーズナブルです。
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所在地
東京都世田谷区豪徳寺
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【入館料】0円