存在そのものを疑問視される地元土豪の城跡伝承地
京成船橋、JR船橋両駅から北側に位置する中央卸売市場が城跡推定値とされています。
初期には平安時代後期に源頼義(八幡太郎義家の父)に従がった武将・船橋弥太郎が館を構えた等、また戦国時代には千葉氏一族の馬加康胤に従った船橋飛騨守が関わったなどとされるそうですが、遺構や史料も少なく、本当に船橋城があったのか。
その事実までも疑われる中世城郭の伝承地です。
また先の船橋駅の南側には、江戸時代に造られた徳川将軍のための船橋御殿があり、その造営のために場所を移動させられた富氏が新たに築いた屋敷跡ではないか等と言った様々な推測があるようです。
※参考:余湖くんのホームページ
実際に訪問しましたが、本当に広大な敷地の市場。
川がちょうどよい感じに流れているので「絵面」的に掲載していますが、堀の名残というわけではありません。(もっとも本当に船橋城が存在したのであれば、なんらかの役割を果たしたのでしょうが・・・)
解説板や石碑の類もなく、どのポイントで写真撮影を行えばいいのかも悩んでしまう伝承地です。
見所が全くない城跡になるため、船橋城に訪問されるのでしたら、文中でも紹介した船橋御殿跡の小さな東照宮が駅南側にあるので、合わせて訪問されることをオススメします。
所在地
千葉県船橋市市場1
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR線】総武線 新宿駅~船橋駅料金 片道550円 所要時間 約45分ほど
【入館料】無料
【入館料】無料