日本の城巡り「MARO参上」

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木田余城(茨城県)

信太氏が統治した霞ヶ浦近くの水城跡

 

2018年5月に軟式高校野球の関東大会が、近くのJ:COMスタジアム土浦で行われた際、近くに木田余(きだまり)城があることを調べ、試合開始前に少しだけですが訪城しました。
当時の試合結果などは「種種雑多」へ

木田余城は信太(しだ)伊勢守が城主で、小田氏に仕えていたが、天文23(1554)年に小田氏治と不和になり、小田氏重臣の菅谷左衛門尉政貞が土浦城誘殺され、木田余城も落城。その後は菅谷氏、小田氏が居城としたものの、天正6(1578)年に佐竹氏によって落城され、城も破壊されたと日本城郭大系に記されています。

現在城跡はJRの線路に完全に分断されてしまっています。レンコン(?)の畑が一帯に広がりこの地域が湿地帯であることが容易に想像できます。平城ですが水城であったことが分かります。

石碑のある場所へは「線路をくぐって」渡るしか方法はありません。またその入口には解説板が設置されています。
しかし残念ながら遺構は確認することができません。

冒頭で触れた通り、他の目的があり、その「ついで」に訪問したため城にいた時間はわずかでしたが、それでもほぼ見どころと呼べそうなものは見当たりませんでした。
文中に登場した土浦城訪問の際に併せて訪問されてみてはいかがでしょうか。

所在地

茨城県土浦市中央1丁目

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR】山手線 新宿駅~日暮里駅(乗換え)~常磐線 土浦駅 料金 片道1,320円 所要時間 約1時間30分ほど
【入館料】無料

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