高城氏が進出してくるまで相馬氏が支配した城館跡

幸谷（こうや）城は事前勉強もなにもなしで訪問・・・。
増尾城に訪問した際、その解説板に「幸谷城館」の文字を見つけ、急いでインターネットで調査。かなり近くにあることが分かったため、増尾城までの移動手段だったレンタサイクルをさらに走らせ訪問しました。
その情報などに関しては、関東の城訪問の際、よく参考にさせて頂いています「城郭図鑑」さんを参照させて頂きました。

戦国時代は小金城の高城氏が支配した地域で、冒頭で触れた増尾城はその家臣、平川若狭守が守っていたとされますが、もともとは関東の名族・千葉氏の流れを汲み、戦国時代はその末裔が東北で活躍した相馬氏がこの一帯を治めていたとされ、この幸谷城も相馬氏の居城だったと伝わります。

現在は万福寺というお寺の南側一帯が城跡とされますが、完全に住宅地となっておりその遺構などを確認することは叶いません。

また残念ながら石碑や解説板も設置されておらず、やや城巡りとしては消化不良気味な場所となっています。

管理人と同じように増尾城の解説板でこの幸谷城の存在を知り、訪問される方もいらっしゃるかもしれませんが期待は禁物。いわゆる「スタンプラリー」として多くの城跡を巡れたということを楽しむに留めておきましょう・・・

増尾城から近くにニッカウイスキーの工場があるのですが、その手前にありますので距離は自転車ですとかなり短いので、合せて訪問されるのがオススメ。

辺りは、商業施設などもほとんどなく（2014年11月現在ではセブンイレブンがありました）市街地化しているわけではありませんが、住宅地化はされているので、天候・季節に左右されずに訪問することは可能です。