江戸幕府初期に西日本統治の拠点となった跡地
今では廃校になっている二条城すぐ北の京都市立待賢小学校あたりに江戸幕府の京都所司代屋敷があったとされます。
日本城郭史学会による「城郭・陣屋・要害台場事典」によると、慶長5(1600)年に奥平美濃守信昌が初代の所司代として任命されると、翌年には板倉勝重が任命されたと記されています。
待賢小学校には京都所司代の石碑と解説板が。さらにそのまま二条城へ向い、堀沿いに堀川通りへ抜けると角に「ひまわり幼稚園」がありますが、そこに板倉勝重邸跡の石碑も用意されています。
寛文8(1668)年に京都町奉行が成立するまで朝廷の取り締まり含め、西日本統治の拠点になっていたとされます。
重要な武将の屋敷跡でもあるので、京都の城郭として紹介させて頂くべきか、その他の史跡として紹介させて頂くか悩みましたが、今回は城郭ではなく、その他の史跡として紹介させていただきました。
現在は完全に市街地化されてしまっているため、遺構は残りませんが、隣接する二条城と合せて訪問してみたい場所です。
所在地
京都府京都市上京区藁屋町
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR在来線】山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,910円 所要時間 約2時間15分ほど
【京都市営烏丸線】京都駅~丸太町駅 料金 片道260円 所要時間 約7分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,910円 所要時間 約2時間15分ほど
【京都市営烏丸線】京都駅~丸太町駅 料金 片道260円 所要時間 約7分ほど