日本の城巡り「MARO参上」

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穴山梅雪の墓(京都府)

京都郊外に眠る武田一門の穴山梅雪

 

甲斐の武田信玄の重臣かつ、一門衆であった穴山梅雪こと信君(のぶただ)は駿河の江尻城(静岡市清水区)を居城にしていましたが、天正3(1575)年の長篠の戦い等で武田氏が弱体化すると、旧領の安堵などを条件に天正10(1580)年2月に徳川家康の与力として、織田信長政権傘下に降ったとされます。

しかし同年の6月に本能寺の変が起こり、信長が非業の死を遂げると、家康と共に信長に謁見するために上洛し、変当日、堺にいた梅雪らは有名な伊賀越えを決行。

様々な説がありますが、その一つに京田辺市の草内付近で一揆に会い、それにより殺害されたとも、自害したとされる説があります。

そんな武田氏の重臣として名を馳せた梅雪の墓地が京田辺市の飯岡共同墓地にあります。

解説板と、「穴山梅雪翁墓」と刻印された墓石がありますが、著名寺院の境内などでなく、また墓地内でも特段別格に扱われているわけでもなく、戦国史上、著名な武将が眠るにはとても静かで、また多くの歴史ファンが訪れる場所でもありません。

もし織田信長が天下統一を果たしていれば、旧領の扱いなどは分かりませんが、恐らくは全く違う運命を持っていたように感じる梅雪。

時代に翻弄された梅雪の眠る場所は、先ほども触れましたが一般の墓地の中にありますので、墓参りの方などに不快な思いをさせないように配慮をしながら訪問して欲しいと思います。

所在地

京都府京田辺市飯岡南原

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,910円 所要時間 約2時間15分ほど
【近鉄線】京都線 京都線 京都駅~新田辺駅(急行停車駅)~興戸駅 料金 片道400円 所要時間 約35分ほど
【入館料】0円

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